みなさまの製造現場で以下の様な問題が発生していないでしょうか?
- 人手による記録の場合、ノイズデータ(入力間違え等で発生する、実態と合わないデータ)が散見される
- データを用いた課題の発見/改善を進めようにも、ノイズデータの除去に時間がかかるため、中々進まない
これらは製造現場のDX化に取り組んでいるお客様の中で、実際に発生していた課題です。
データを記録すること自体が作業になっていたことで、データ精度にも影響が出ていました。
この問題に対して、
- 作業を行うことでデータを自動記録する
- ユーザ入力が発生する場合にはその内容をチェックする
ということが可能なシステムを開発・導入しました。
その内容についてご紹介します。
実現したこと
効率よく、精度よくデータを記録するために最も重要なのは「人の作業をデータ化する」ということだと考えています。
この考えを元に仕組みを検討していきますが、記録が自動で出来る部分と、人手に頼らざるを得ない部分が出てきます。
記録が自動で出来る部分に関しては、センサーの導入、検査機器から直接データを取得する。
人手に頼る部分に関しては、入力値のチェックを強化できるデータ構造にする。
この2つの仕組みを持ったアプリケーションを開発し、記録の精度向上と自動化を実現しました。
記録の精度向上/自動化の例
Before
生産実績など(材料の使用実績、製品重量…etc)、ユーザが入力した値がそのままシステムに保存されている。
検査機が出力した結果を1つ1つ、ユーザがシステムに入力している。
After
ユーザが入力する項目に対して閾値を設け、入力値が閾値の範囲外であれば、ユーザに見直しをさせるような通知を出す。(記録の精度向上)
検査機が出力した結果をシステムに取込み、ユーザはその内容の最終確認をするだけにする。(記録の自動化)
もしこのようなお悩みを抱えている場合は、お気軽にご相談ください。
また、これまでサポートさせて頂いたDX化の内容をもとにした導入事例集、製造業のお客様向けの様々なサービスをご提供しておりますので、是非ご覧ください。