IoTやAIが注目されだしたと同時に、PoCという言葉もよく見かけるようになりました。ご存知の方も多いかと思いますが、PoC(Proof of Concept)=コンセプトの実現可能性検証です。
エイムネクストでは宮崎県高鍋町での地域IoTを展開しています。今回は実際にIoTシステムを構築した経験から、IoTシステム構築におけるPoCの重要性、難易度について、ご説明したいと思います。
PoCの重要性
こちらは色々なメディアでも説明済みですので、ここでは簡単に触れたいと思います。
PoCの目的は、投資判断を行うためです。アイデアの実現可能性を検証するべく、マーケティング、技術、ビジネスなどの視点で、プロトタイプを用いて試行を繰り返します。
PoCをいかに低コストに、スピーディに進められるかが、ビジネスの成否を決めるといっても過言ではありません。
PoCの難易度
アイデアをプロトタイプとして構築しようとすると、実現に向けて様々な障壁が見えてきます。例えば、以下のようなIoTシステムを考えたとします。
その時、IoTシステムとしては以下のようなことを考えなければいけません。
・どのデータを取得するのか
・どのセンサーで測定するのか
・デバイスやゲートウェイはどうするのか
・通信手段(LTE?LPWA?・・)はどうするか
・データ送信頻度は
・データ閲覧の方法は 等々
IoTシステムの場合、センサー及びデバイスのH/W、組み込みS/Wから、通信、サーバー、そしてアプリケーションなど、いわゆるITの複数の専門領域にまたがったシステム構築が必要となります。そのすべてをPoCのために自社で構築することは、人的リソースや研究開発費などの観点から容易ではありません。
更にサービス(商品)化までを考える場合、検討、検証事項はさらに増えます。電源の確保、保守/運用、設置環境、セキュリティ等々です。サービス(商品)化までの時間も考慮すると、企業、組織として取り組む時、難易度は高くならざるを得ません。
エイムネクストが提供するサービス
エイムネクストでは、電気通信事業者として、宮崎県高鍋町に地域IoTインフラを敷設しています。町内にはIoTのためのゲートウェイが設置されており、すでにIoTサービスの提供も行っています。
そのため、技術的にはすぐに現場でPoCを行うことが可能な環境が整っています。またプロトタイプH/W開発も弊社へご相談いただけます。また技術面のみではなく、地域住民の協力を得て、マーケティング面におけるPoCを行うことも可能です。
自社で全てを用意する場合、相当なコストを要しますが、弊社の環境をご利用いただければ(自社でご用意いただくよりは)低コストに、スピーディにPoCに取り組んでいただけます。IoTシステムのPoCをご検討なさっている方々は、是非弊社までお問い合わせください。
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