今回はシンガポールへの進出を検討する際の基礎となる情報である、シンガポールの人口に関してまとめています。
シンガポールの基本情報
シンガポールは、国土は715.8キロ㎡(東京23区よりも少し大きい程度)という狭い国土に、561万人が住む国家です。(2017年実績)人種は、中華系、マレー系、インド系、その他と分かれており、中華系が多数を占めます。公用語は、英語、マンダリン、マレー語、タミル語となっており、公用語の数が人種の多様さを物語っています。尚、人口のうち自然人が344万人、外国人は165万人となっており、外国人のうち永住権を持っている人口は52万人です。
シンガポールの人口分布/人口動態
まず性別では、男女比はほぼ半分となっており、多少女性が多くなっています。この点では、特筆すべき点はありません。
一方で、年齢では、シンガポールは非常に高齢化が進んでいる国です。2017年時点の統計データでは、一番多い年齢層は、男性で50歳-55歳、女性で40-44歳となっています。65歳以上の人口が14.4%を占めており、65歳以上の人口が2030年までには全体の25%以上、また2050年までにはおよそ人口の半分に相当する47%を占めると予想されています。
シンガポールの出生率
2017年の出生率は1.16人となっています。日本の出生率は1.46人ですので、日本と比較しても、少子化が進んでいることがわかります。これに対して、シンガポール政府も対策を講じており、結婚と育児支援プログラムの充実に取り組み、実施しています。
ここではシンガポールの人口の概略について簡単にまとめました。
シンガポールへの進出を考える時、人口という観点では、上記のもの以外に所得層別の人口割合といった点も気になる点になってくるかと思います。また、人口以外にも物価や消費支出の金額など、シンガポールの人々がどのような事にどれくらいお金を使っているか、という点が基本情報として必要です。
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