今回は「かわうちワイン株式会社」様へのインタビューをお届けします。

福島県川内村の「かわうちワイン」事業は、東日本大震災からの復興、新たな農業分野への挑戦、観光客の増加や移住・定住の促進などを目的とした取り組みです。地域に根差した六次産業化を図り、地元産のブドウを使用したワイン作りを通して、持続可能な村づくりを目指しています。

「かわうちワイナリー」は標高750メートルの丘陵地にあり、2017年に設立されました。4.5ヘクタールの自社農場でブドウを栽培し、毎年「かわうちワイン」として出荷・販売されています。現在では、福島県川内村の新たな特産品として注目されています。

その「かわうちワイナリー」の農場では、熱中症アラートシステムが導入されています。今回は、このシステムを作業者の熱中症対策および健康管理のために導入された「かわうちワイン株式会社」統括マネージャーの遠藤一美さんにお話を伺いました。

Q:熱中症アラートシステムの導入状況を教えてください。
A:農場の1か所に導入しています。

Q:導入の経緯は?
A:風がないと熱がこもりやすく、また作業に集中していると気づかないうちに危険な暑さになることがあります。炎天下の農作業には熱中症リスクが高いため、導入を決めました。

Q:計測した暑さ指数はどのように確認していますか?
A:スマートフォンで確認しています。年々暑さが増しているように感じるため、こまめに現在の暑さ指数をチェックするよう心がけています。

Q:熱中症対策にはどのように活かされていますか?
A:暑さ指数が「危険(31℃以上)」になった際には作業を中断しています。この農場は標高が高い場所にありますが、それでも夏の間に2~3回程度は作業を切り上げています。

Q:導入して感じたメリットは?
A:このシステムを導入したことで、熱中症への意識が変わりました。休憩をより頻繁に取るようになり、作業スタッフからも「休憩の声かけがありがたい」と好評です。


いかがでしたでしょうか。
熱中症対策は、農場などの屋外で作業される方にとっても必須です。

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