テレワーク・電子決裁などの業務のデジタル化、社内業務システムをクラウドサービスの基盤に移行・構築、生成AIを活用したサービス開発・コンテンツ生成・業務の自動化など、ビジネスにおけるITの重要性は高まっており、それに伴ってITを管轄する情報システム部門の役割も増々重要になってきています。
近年、情報システム部門が特に重要視している機能・能力は以下となっています。また、前述のとおりビジネスにおけるITの重要性が高まっている背景があり、3年前の同資料と比較すると特に「ITを用いた新サービスやビジネスモデルの検討」の重要度が増しています。従来、新サービスやビジネスモデルの検討は事業部門の役割でしたが、情報システム部門の役割としても認識されつつあります。
<今後重視・高めていきたいIT組織の機能・能力 トップ5>
・IT人材の採用・育成
・ITを用いた既存業務の改善
・情報セキュリティ対応
・ITを用いた新サービスやビジネスモデルの検討
・経営・事業部門との関係強化
出典:企業IT動向調査報告書2024(JUAS)
一方、同資料のIT投資額の内訳としては、現行システムの維持運営が8割を占めており、新サービスや新ビジネスモデルへの投資は2割に留まっています。経営層から今後増々ビジネスへの貢献が求められていることに加え、昨今のライセンス費高騰もあり、現行システム維持運営のコスト削減も重要な課題の一つとなります。
上記状況をふまえると、情報システム部門に求められる役割は以下となります。
・システム維持運営コストを極力抑え、
・新サービスや新ビジネスモデルへの投資比率を高め、
・ITを活用してビジネスへ貢献する(新サービス開発や生産性向上等)
本サービス「IT資産の最適化」は前述の「システム維持運営コスト抑止」「IT活用によるビジネス貢献」に対する施策となります。
弊社が定義するIT資産とは、「企業が持つハードウェアやソフトウェアやデータ、およびITに関連するノウハウや体制」などを指し、最適化とは「IT資産を適切に利活用し、売上向上やコスト削減(生産性向上含む)に寄与する状態」ことを指します。
IT資産の最適化は、企業内のIT資産を調査した上で、以下のフレームワーク(考え方)で施策を立案し、進めていきます。
・Share(共用、共有):余剰サーバーのホスティングサービス化など
・Utilization(データ活用):より効果的な営業手法の確立など
・Alternative(代替・変更):契約形態の変更など
・Lean(無駄の排除):不要データの削除など
・PDCA:上記4つのコンセプトにおける計画・実行・評価・改善
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