製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)
~スマート・ファクトリーがもたらす工場の変革と新たな収益モデル~

工場におけるDX(SMART Factory)の効果

工場におけるデジタルトランスフォーメーションとは
・ 工場内の様々な機器のネットワーク化
・ 様々な視点からの管理ポイントの設置とデータの取り込み
を通して、
・ 様々な情報の“見える化”
・ 情報館の“因果関係の明確化”
を可能とし
データに基づき工場全体の生産性・品質・省エネ等のトータルマネジメントシステムを構築することにあります。

DX
従来
データ取得の方法 システムから自動 マニュアル
データの範囲 他部門データを含め活用可能 自部門内のみ       
対象分野 多岐にわたって可能 品質、生産性

これが効果をもたらす例としては
・ サイクルタイムを見える化し、変動の分析と対応によるばらつきの防止による生産性向上
・ 設備ごと、部位ごとの故障の発生状況を把握することによる保守サイクルの最適化
・ 工程間の滞留時間の実態の見える化によるリードタイム短縮
など、工場内で必要となる多くの管理の領域に渡ります。データを活用して管理のモデルを築き上げることにより、拠点間・製品間・部門間等での生産性や品質などの比較が可能となるのは勿論、最適なモデルを追求・展開する為の物差しを得ることができます。

なぜDXが必要なのか

英語圏でない日本の企業がグローバルで活躍を続けてゆく為には、製造業の重要性は変わりません。その一方で、ハードウェアの加工・製造そのものの付加価値は劇的に下がりつつあります。また、急激に変化を進めるグローバルマーケットにおいては、いかにスピーディに新しい製品・サービスを、日本企業としての品質を伴いながら世に出してゆくか、が肝要です。一方で、人口減少による技能伝承の難しさ等により、多くの領域において、新製品・サービス立ち上げの難易度が上がってきています。これに対応する為に機械(コンピュータ)に任せることは機械に任せ、限られたリソースの有効活用を行う事が必要となります。DXにより、これまで人手で収集・分析を行ってきた多くの活動の準備や運用作業を自動化することが可能になります。これらの、いわば“守り”の作業を自動にすることにより、“攻め”にリソースを集中投下する、これが日本の製造業におけるDXの必要性の大きな理由ではないでしょうか。
また、従来ハードウェアで利益を上げてきた企業も、そこから生まれるデータを収益の柱として位置付けるように変革を進めてきています。逆に言えば、ハードウェアを持っていることはデータからの収益を上げる顧客接点を持っている強みでもあります。今後の企業・国家としての生存戦略を考える上で、DXはは避けて通ることが出来ない要件と言えるでしょう。

DX実現までの道のりと従来のシステム構築プロジェクトとの違い

仕組みを入れれば、データが集まり活動が進み、いつの間にかDXが実現する訳ではありません。まず、何をデジタル化するのか、そこで目指すものは何か、を明確にすること、が必要となります。ここで注意が必要なのは、従来のBPRとは異なり、デジタル化する領域は付加価値を産みにくいものとは限りません。デジタル化することにより、新たな付加価値を産むもの領域もDXを進めるべきものの一つとなります。その目的を踏まえた上で、では、それをどうやってデータとして取り込むのか、見るのか、といった事を設計し、業務と情報システムに落とし込んでゆく、というプログラムを作ることが必要となります。

degitaltwinイメージ

これは、従来のシステム構築プロジェクトと似て非なるものです。部門に閉じた活動ではなく、また、今の業務をどう変えるか、でなく、新たな収益をどこに求めるか、という事が起点となる取り組みとなります。その為、多くの部門が、業務やマネジメント体制(KPIや組織等)まで変革を行う意識を持つことが必要な取り組みと言えるでしょう。


エイムネクストでは、戦略コンサルタントから業務・システム設計のプロフェッショナル、部門変革の支援を長期にわたって支援するノウハウまで幅広い人材とノウハウを取り揃えております。御社の考えるDXと現状についてのディスカッションは無料でご対応させて頂きますので、お気軽のお問い合わせください。

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